社員のページ

EMOTION感性 NO.1379 R1-11-5 ◆品性を重視する2019.11.07

NO.1379  令和1-11-5
◆品性を重視する
前回、道徳と経済活動は一体「道経一体」で品性が大事と書きました。これに関して、

資本とはカネ、モノあるいは情報などを指しますが、「道経一体」では、人間の「品性」を事業の元手とし、最も重要な資本と考えます。「品性」は徳とも呼ばれ、道徳的な心づかいと行いを累積することによって形づくられ卓越した道徳的能力のことです。
この品性は人格の中心にあって、知・情・意をはじめ、心身の働きを統合する力となります。会社においては経営者の品性を中心として、その会社の社員すべての品性が集まったものを品性資本と呼びます。
カネ、モノ、情報などの資本は、経営を行う過程でさまざまな形に変容しますが、「品性」は、その中で一貫して存在し続ける根源的資本です。

事業経営は、逆境や試練などの危機、絶えざる経営判断、事業の取捨選択、破壊と創造を通して発展していくものです。そのためには、どのような事態に直面しても柔軟に対処できるような根源的な「生命力」が必要であり、それが品性資本です。
品性資本は火にも焼けず、水にも流されず、人にも盗まれることなく、色も形もないものです。しかし、この品性資本こそが、無から有を生み出す力、すべての物事を成し遂げる根本力となります。
「事業の本は人なり、人の本は品性なり」です。

学力、知力、技術や技能など、企業家としての知識や才能は「第一の徳」と呼ぶことができます。一方、人から信用、信頼される人望や社会から認められる徳が「第二の徳」です。永続と発展を目指す経営者には、この二重の徳が必要なのです。
「第二の徳」の中核をなす品性の力について、金だけが資本ではない。品性が資本となって、日々の売り出し、外交、仕入れ等の基をなすものである。この品性を進化せしめる実行方法が最高の道徳である。(モラロジー徳づくりより)

企業は継続しなければなりません。品性ある会社として得意先から選んで頂くことが必要です。信頼される条件です。まずは事故をしない会社(安全)になる、です。「社員が幸せを感じる会社になる」に向かうためは生産性が向上しなければなりません。その原点はオールラウンドプレーヤーです。

記事の一覧へ

Copyright©広島陸送株式会社 All Rights Reserved