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EMOTION感性 NO.1405 令和2-5-18 ◆挨拶の力2020.05.17

NO.1405  令和2-5-18
◆挨拶の力
挨拶とは、もともと禅の言葉でした。「挨」には「押し開く」という意味があり、「拶」は「迫ること」を意味するとあります。師匠が弟子に問答を迫って悟りを試す、あるいは修行をしている人同士が問答を繰り返して切磋琢磨するというのが、本来の意味であったようです。
これが転じて「人に近づき、心を開く際の言葉や動作」を示すようになりました。代表的なものとしては「おはよう」や「こんにちは」をはじめとする言葉の数々、また動作ではお辞儀や会釈などが挙げられるでしょう。

そこには儀礼的な意味もありますが、挨拶とはみずから胸襟を開き、手の懐に飛び込んでいくことに通じるのです。
初対面の人を前にしたとき、また、気心の知れた人がいない場所では、私たちはつい身構えてしまうものです。そんなときにかけられた挨拶のひと言で緊張が解け、心が温まったというのは、多くの人が経験していることではないでしょうか。挨拶には、固く閉ざされた心の扉をも押し開いていく、不思議な力があるようです。

私たちは、家庭や学校、職場、地域社会をはじめとする日常生活の場で、ほかにもさまざまな挨拶を交わしています。それは日常的なものであるだけに、あまり気に留めることはありませんが、あらためて考えてみると、人間関係の潤滑油的な役割を果たす、とても大切なものです。
私たちの人生上に起こってくる大きな出来事は、よいことも悪いことも含めて一朝一夕に成ったものではなく、長い年月を経て、小さな善事や小さな悪事が積み重なった結果であるということです。(易経)

挨拶をはじめとする日常の小さな行為については、あまり注意を払わずにいますが、そうした一つ一つの行為に込めるささやかな心づかいが、私たちの人柄をつくり、日々かかわる人たちとの人間関係に変化をもたらして、お互いの人生を築いていくもとになるのです。
「挨拶と言う行為が直接的に相手の役に立った」というわけではなかったとしても、そこに込められた思いやりの心は、自然と相手に伝わっていきます。
相手の心の扉が開かれたとき、自分自身も喜びを味わうことになるのではないでしょうか。それはまた、自分の中にある不安や不満を薄れさせることにもなるでしょう。こうして一人ひとりの心に安心が広がり、円満な人間関係が広がっていくことは、明るく住みよい社会を築いていくうえでも大切なことではないでしょうか。(ニューモラルより)

・この時期はどこの会社も挨拶は重要です。
当社のクレド C社会人として、①相手の目を見て元気に挨拶します。②お客様には笑顔で接します。です。特に配慮しよう・・

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