EMOTION感性 NO.1423 令和2-9-28 ◆タイヤ『M+S』の話し2020.09.27
NO.1423 令和2-9-28
◆タイヤ『M+S』の話し
タイヤの溝面に「M+S」(MUD&SNOW)の刻印があれば、それはオールシーズンタイヤで、雪の降り始めや、「ある程の圧雪路面は走行可能です。しかしながら、この「ある程度」の基準はいまだに数値化されていません。
そこで、この「M+S」は一体どのよぅな背景から誕生した記号なのか、古くからタイヤ市場をけん引してきた欧米の文献によると、そもそも「M+S」は、乗用車や小型トラックに使われていた縦溝主体の「リブタイヤ」と区分するために作られた印のです。
「M+S」の印が付いた初期のタイヤは、接地面が凸凹しており、現在のタイヤに例えれば、キャラメル菓子のようなブロックのある、ゴルフカート用のタイヤに似ています。このタイヤは、山間部で走破性が高かったことから、その後「オールシーズンタイヤ」として必要な性能を付加していくわけなのですが、問題はその性能を承認するみです。
当時は、平坦な雪道でちょっとしたテス卜を行っただけで簡単に「M+S」の印が付与されており、決して「雪深い冬道での走行を想定したタイヤ」ではありませなでした。また、この「M+S」印付きタイヤに使われていたゴムは現在も同様ですが、夏用タイヤのゴムと同じく気温4℃前後で硬くなり、凍結した路面や雪解け時の路面ではまったく機能しません。当時もその致命的な弱点は分かっていたので、各メーカーは冬場を安全に走行できるタイヤの開発に乗り出しました。
そこから誕生したのが「スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク(3PMSF)」マーク入りのタイヤです。過去にも当コラムで何度か紹介しましたが、山の形をした「3PMSF」は、欧州(EU)のタイヤ規制から誕生した認証マークであり、日本国内では、このマークさえあれば、冬用タイヤ規制が行われている高速道路も通行できます。また同マークは、性能評価の基準も明確です。
まずは、自社製品の「M+S」印付きタイヤと比べて、雪上性能が25%以上向上されていることが条件です。
積雪5cm程度の路面で、ブレーキおよび発進テストを10回程度繰り返し、さらに雪のない氷点下の路面でも同様のテストを行い、その平均値が25%以上アップしていれば、「3PMSF」マークがタイヤの側面に刻印されます。
「M+S」に気がついていますか?ただし、完全な凍結路面では、テストが行われていません。ですから、完全な凍結路面を走る場合には、スタッドレスタイヤ(に匹敵するウインタ1タイヤ)にチェーンが必要です。
タイヤにも色んな記号がありますネ!
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