EMOTION感性 NO.1441 令和 3-2-8 ◆ISOホイールガイド2021.02.08
NO.1441 令和 3-2-8
◆ISOホイールガイド
トラックの車体からホイ―ル付きの夕イヤを外す時のボルト穴に固定されたナットの形状を確認してから、タイヤの脱着作業に取りかかります。
現在、ナットには2種類の規格があります。フックの場合、いわゆる2トン車や4トン車(車両総重量8ノ未満)に装着されるホイールはすべて「JIS規格品」で、使用するナットの裏側には斜めの切り込みが入っています。
ホイ―ルのボルト穴も球面座になっていますから、ナットを奥まで回していけば、ガッチリと固定されます。
また、JIS規格品はナットの回し方も変則的で、「車両進行方向に回せば締まり、後方に回すと緩む」方式です。つまり、車体の右側は右ネジ、左側は左ネジです。車両総重量が5-8トン未満の卜ラックでは、すべてこの回し方でタイヤの脱着ができるということがJIS規格品の特徴です。
トラックタイヤの脱着作業をする上で、JIS規格品のホイールについての知識は基本中の基本です。もしこの知識がない場合、もうひとつの規格である「新.ISO規格”のホイールが装着されたトラックの脱着作業は、タイヤのプロに任せるべきです。
じつは、車両総重量8トン以上のトラックに関しては、JIS規格品と新・ ISO規格品のホイールが混在します。2009年以降に発売された車両総重量8トン以上のトラックには、すべて新・ ISO規格品のホイールが装着され、使われるナットの裏側は平面になっています。ホイールのボルト穴も平面座で、取^つける際は「ISOホイールガイド」と呼ばれる金曇の棒が必要です。特に重要なのが後輪です。とりわけ後輪のダブルタイヤは新・ ISO規格品の場合、外側のナットだけで2本のホイール付きタイヤを固定します。ナットの回し方は乗用車と同じ右ネジ。つまり「右に回すと締まり、左に回すと緩む」襄です。
2本のホイール付きタイヤをボルト奥まで入れ込んだ後、ISOホイールガイドを上下のボルトに差し込み、2本のホイ-ルがピッタリと合わさるように固定してから、ナットを締め始めます。
まず、ガイド左右のナット4個を「奥まで」手締めし、さらにエアー式インパク卜などで軽く締めます。次に、ガイドを外し、残りのナットを同様に締めた後、最後に全周のナットに対して、適正なトルク値で締め付けを行います。もちろん作業の前には、ホイールやボルトに付着した金属粉(サビなど)はエアーを吹きかけて除去し、エンジンオイルなどの潤滑剤をボルトに塗っておきます。私も同様の作業を日々行っていますが、新・ISO規格品のホイールに関しては、1度もナットが緩んだ経験はありませんから、自家整備の場合はぜひ参考にしてください。
トラックタイヤの脱輪事故で、社会問題が起きています。全員が直接扱わなくとも知識として知っておこう・・
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