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EMOTION感性 NO.1448 令和3-3-29  ◆ハインリッヒの法則2021.03.29

NO.1448 令和3-3-29

◆ハインリッヒの法則

これは「1対29対300の法則」と言われことはみんな知っています。一つの大事故が起こる前には29ほどの軽事故があり、さらにその背後には300の「ヒヤリハツト」がある、というもの、大事故とは人の生死や会社の存亡に関わるような事故です。そして、ヒヤリハットとは「一瞬ヒヤリとし、ハットしたが、結果は何ともなかった」という程度の未然事故です。

この種のことは、人類の経験則として古今東西を問わず言われていることです。

当社でも何度も伝えていますが、深く受けとめなければならないので再度掲載します。日常で何時もと違ったこと、すなわち事変が起こった場合、たとえそれが小さなことであっても、「大事故や大問題の前兆」として見逃さず、戒めや警告として対処しなければならない・・です。

会社全体を揺るがすような大事故や大問題は、ある日突然に起こるのではなく、必ず何らかの前兆を伴っています。

業績の悪化、社員の不行跡、取引先の倒産も、必ず多くの前兆があり、そのどれをも漫然と見逃しているうちに、ついには大事故、大問題が起こるのです。

▲割れ窓理論

これは、アメリカで防犯対策のために考え出された、環境犯罪学上の理論です。「建物の窓が一つでも割れているのを放置すれば、他の窓もまもなくすべて割られるだろう」との考え方から、この名称がつけられたのです。

「割れ窓」とは、誰もが見落としてしまいがちなほんの小さな綻びを意味します。たとえば、ある会社が自社ビルの割れ窓を放置しておいたとすると、「この会社は大きな問題を数多くかかえており、そのため窓ガラスが割れていることなどは気にしていられないのだな」という印象を、見る人に与えてしまい、さらに、この印象は自然に増幅されて、「経営者や社員に問題を食い止めたり、解決する気概も能力もないのだ!」という印象を与える結果になるのです。

どちらも小さな出来事が起きたら感じ取らなければならないことの例えです。当社では車はピカピカにして汚れや凹みのまま使用しない‥です。そのため、一見すると無害な破綻や秩序違反行為が、トラブルや犯罪を引き起こしやすい環境をつくり出し、小事故や軽犯罪が誘発され、ついには大事故や凶悪犯罪が多発するようになる、という理論です。

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