EMOTION感性 NO.1468 令和3-8-30 ◆欧州で行われているトラック・タイヤケア2021.08.29
NO.1468 令和3-8-30
◆欧州で行われているトラック・タイヤケア
タイヤ業界ではトラックタイヤのことを「生産財」と呼びます。緑ナンバーは「夕イヤの溝を上手に減らす努力が利益確保に繋がるので、いわば「財産」です。
大型トラック用の新品ミックスタイヤであれば、溝の深さは16ミリ以以上あり、スリップサインが露出するまでの間に5万㌖以上の距離を走行できます。高速道路専用トラック(大型・高速バス)車両であれば、50万㌖以上(5年以上)走行可能です。
日本では「使い捨て文化」と揶揄されるほど、トラックタイヤが軽視されています。そこで、環境保全活動が活発で、電気自動車の普及が進む欧州ではどのようなタイヤケアが行われているのかの話です。
まずタイヤの作り方から日本とは違います。欧州のタイヤメーカーはトラックタイヤを開発する時「10年100万キロ以走行」に耐えられる材料投資です。
英国には「夕イヤ10年法」があります、「10年超のタイヤを使用禁止にする法律」です。欧州の運送会社では、新品タイヤの溝を摩耗させた後、まずは「再生タイヤ」に加工して使用します。これは日本でも行われている使い方ですが、再生タイヤの溝が摩耗した後、2度目の再生加工を行い、さらにその2度目の再生加工を施したタイヤの溝が摩耗した後も、タイヤ内部の疲労度が少なければ、タイヤ内部全周に張られた金属製ベルトを新しいものに取り替え(リベルト)、「3度目の再生タイヤ」として使用します。
欧州の運送会社では、「走行1㌖以当たりの物流コストを絶えず計算しており、すべての溝が均等に減るように、タイヤのローテーション(位置交換)と空気圧点検を何度も行いながら「タイヤの偏摩耗を見逃さないタイヤケア」をするのです。
欧州の大型トラックタイヤの価格は500ユーロ位(日本円で6万5千円位/工賃別)です。日本の倍近い価格ですが、ここまで上手に使い続ければ諸経費や燃料代は劇的に削減できるでしょう。
これぞまさに利益を生み出す「生産財」であり、タイヤを財産と考えることで、タイヤの廃棄物も削減できるのです。こうした取り組みもまた、欧州の環境保全、電気自動車の普及につながっているのだと考えます。
(広報トラックより)
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