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EMOTION感性 NO.1472 令和3-9-27  ◆「四苦八苦」2021.09.26

NO.1472  令和3-9-27

◆「四苦八苦」

大変苦労した時に使う言葉で、仏教用語です。全部で八苦が正しい数とあり 「人生全体に関連する四つの苦しみ」、「言われればそうだな~と言える四つの苦しみ」のあわせて八つの苦しみのことを言うとあります。はじめの四つの苦は、生(しょう)老(ろう)病死(びょうし)

1、生苦   生とは、「生まれる」、「生きる」についての苦しみのこと、母はその痛さに耐えて生んでくれたのですからその恩は計り知れません。また生きることは様々な苦しみに出会います。楽しみもありますが、苦しみもまたつきものなのですネ・・

2、老苦  人は年をとり老います。気は若くても体の衰えが進むことはしかたないことです。目が悪くなり、足が弱り、あっちこっちが痛くなる、老いるは避けて通れません・・

3、病苦  だれでも一度は病気になったことはあるのでは・・生まれてから一度も病気をしたことがない人もいるかもしれませんが、そのような方はまれです。病は苦しいことですネ・・

4、死苦  生まれれば死に向かって歩みます。この世に対する未練や、死後の世界への不安など多くの苦しみがつきまといます。    そして、プラスつぎの四つの苦しみがあるという説明・・

5、怨憎(おんぞう)会苦(えく)  これは嫌なものに出会う苦しみで、今日は仕事をしなくないな~と思っても、しなければならないのが仕事です。嫌な人とも我慢して付き合わなければならない時もあります。そのように嫌なもの事と出会うことです。

6、五蘊(ごうん)盛(じょう)苦(く)  身体のこと、仏教では五の要素で身体が構成されていると考え、この構成に対して衰弱の苦しみがあるといい、医療である部分、薬でコントロールすることはできますが、自分の意思で身体をコントロールすることは難しいはずです。自分の身体なのに、自分でコントロールできない苦しみを言うことです。

7、求(ぐ)不得(ふとく)苦(く)  欲しくても手に入らない苦しみです。仮に欲しいものが手に入ったとしても、次に新しく欲しいものが次々と湧いて出てくる苦しみのことです。

8、愛(あい)別離(べつり)苦(く)  これは愛する人ともいつかは別れなければならない苦しみです。大切な両親、愛する妻や夫、可愛いわが子など、いつまでも一緒にいられない苦しみです。

「四苦八苦」という言葉の勉強です。コロナ禍です。世の中は四苦八苦の世界です!、これを何とか改善するには自分の考え方を少し変えることにより新しい世界に変えることが出来るというのが仏教でのお教えでしょう。

 

 

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