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EMOTION感性 NO.1514 令和4-8-1 ◆近江商人2022.08.01

NO.1513 令和4-8-1  
◆近江商人
3方よしの近江商人のひとりで、豪商となった中井源左衛門の家訓に、「金持商人一枚起請文」という文章があります。

▼世間では『金を溜める人は、運がいいからで、金か溜まらないのは自分に運がないからだ』と言うか、それは愚かで大きな誤りだ。
運などというのはない。金持ちになろうと思うなら、酒宴や遊興。贅沢をやめて長生きを心がけ、始末第一に商いに励むより方法はない。他に欲深いことを考えると、先人の慈悲にも、天地自然の道理にもはずれることになる。
ただし始末とけちとは違う。無知な人は、これを同じように考えているが、けちの光はすぐにきえてしまうか、始末の光は現在の極楽浄土を照らすものだ。これを心得て実行する人が、大金ができることは疑いない。
ただし、国の長者と呼ばれるようなるには運も必要で、一台で慣れるものではない。二代、三代と続き、善人か生まれて、はじめて長者と言われる家になる。そのためには、陰徳・善事を積むことより方法はない。のちの子孫のおごりを防ぐために書き記す』(読むだけで人間力が高まる集より)

改めて、努力が足らないことに気づかされ、反省させられます・・今の時代でも基本は始末をすることでしょう。
「消費者は幸せになれない・生産者の心を持とう」(今これを買わないと・・いう煽る宣伝に乗るとダメだ)という、チャンネル2の西野博之氏のことを書いたけど通じるものがあります。

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