EMOTION感性 NO.1515 令和4-8-8 ◆先人による献身と『恩』2022.08.07
NO.1516 令和4-8-8
◆先人による献身と『恩』
1890年トルコからの初の使節団を乗せた船、エルトゥールル号が日本を訪れ3ケ月の滞在を経て帰国の途に就いた使節団は、折悪く台風に遭遇し和歌山県串本市沖で沈没してしまい、600名以上が海に投げ川されたのです。
その救助に乗り出したのは、和歌山県沖に浮かぶ大鳥の島民たちでした。現場は約60mの崖下にある海です。しかし島民たちは、一人でも多くの生存者を助けようと、ひるむことなく海に降り息も絶え絶えな遭難者を背負って絶壁をよじ登り、そして傷の手当てはもちろんのこと、冷え切った体を抱き寄せて体温を分け与え、さらには非常時の備えとしていた食糧の一切を提供するなど、懸命にその命を救おうとしました、結果として。69名のトルコ人が助かったのです。
このエルトゥールル号遭難の逸話はトルコの歴史教科ガにも掲載され、トルコでは誰もが知るほどの歴史的な出来事です。エルトゥールルの遭難から95年を経た。1985年の。イランーイラク戦争の真っただ中にあった中東から、衝撃のニュースが発信されました。
イラク側が「イランの首都テヘラン上空を航行する航空槻は、どこの国のものであろうと撃墜する」とい発表したのです。タイムリミットはわずか二日後。日本政府は現地にいた日本人の救出のために手を尽くしますが、限られた時間の中でもはや万事休すという事態に追い込まれました。
このとき取り残された日本人215名を救川してくれたのがトルコ航空機でした。現地のトルコ大使館から日本大使館へ「日本人に200席を割りあてるから利用せよ」との連絡が入ったのです。こうして間一髪、イランを無事に脱出することができました。
トルコはなぜ、危険を冒して日本人を助けてくれたのでしょうか。その答えは、駐日トルコ大使であったヤマンーバシュクット氏への取材の中で、次ように語られています。「特別機を派遣した理由の一つがトルコ人の親日感情でした。その原点となったのは、1890年のエルトウールルの海難事故です」と(「産経新聞」平成13・9・6)。
まさに95年前の日本の先人たちによるトルコ人遭難者への献身が、トルコの人たちの胸に恩として刻まれ、後世に送られてきた」といえるのでしょう。
日本の先人たちによる献身が『恩』として刻まれていました。(読むだけで人間力が高まる集より)
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