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EMOTION感性 NO.1542 令和5-3-20  ◆AIのこと2023.02.19

NO.1546  令和5-3-20  
◆AIのこと
囲碁や将棋の世界では、大量のデータを学習し、自分で作戦を立てるようになったAI が一線のプロに勝つところまできました。しかし、「常識をもつ」ことと「文脈を理解する」能力はいまた実現できていないと言います。

ことばの表面的な意味を理解したたけでは、深いコミュニケーションにはなりません。きちんとした会話をするには、その言葉の背景に何かおるのかを理解する必要かあります。聞かれたこと以外のこと、常識をたくさん知らなければいけないのです。
これは、AI技術の完成において最終関門の一つでしょう」と言っています。多くの文章を読み取らせ、深層学習させることによって、AI はある程度決まった形の文章をつくることはてきるようになりました。

国立情報学研究所の新井紀子さん中心に、AIの「東ロボくん」に東大合格の能力をつけようとした実験は目標を速成せずに終わりました。東ロボくんの能力は偏差値50台の後半で、運がよければ60までは行けるかもしれないけど、難関校の必要な65を超えるのは不可能と、新井さんは判断しました。東大に合格するには77以上が必要だといいます。

もう一つの大きな壁は、やはり「常識」だといいます。現状のAIを備えたロボットに、「缶ジュースを持ってきて」と頼むのは、とてつもなく難しい任務だそうです。「缶ジュースはどこにあるのか。押し入れや靴箱には入っていない。冷蔵庫にあるはずだ。冷蔵庫はどこにあるのか。玄関ではない。台所だ。そのドアはとうすれは開くか。そもそも缶シュースとはとのような物か。冷蔵庫のどこを探せば見つかるか。ジュースを取り出すとき、邪魔になるものはとうするか。冷蔵庫にジュースかなかったらとうするか」。人間なら瞬時にてきるそんな判断か、AIには途方もない計算を要することなのです。
「将棋の名人に勝てても、近所のお使いにも行けない」のがいまのAIだと言います。

やはり脳に蓄積された膨大な記憶をもとに、創造的な作業は少なくとも当面、人間に与えられた喜ぶべき仕事であり続けるでしょう。
(自動運転は・・物流の末端もこれだ!)

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