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EMOTION感性 NO.1561 令和5-7-10  ◆老人と海2023.07.10

NO.1561 令和5-7-10  
◆老人と海 ヘミングウェイ
映画で知っていると思いますが・・
そのストーリーは、84日間不漁続きの老漁師サンチャゴは、85日目に今日は少し遠出をしてみようと、日の出前の海へ漕き出して行きます。
そして、昼頃信しられないほどの重みて何かが餌に食らいつき、そしてそのまま舟こと引かれて行きます。

彼は、綱を切られないように自分の背中をクノションにして、二昼夜にわたり、ほとんど不眠不休で、死力を尽くして闘い、ついに自分の舟よりも大きいその魚をしとめますが、それを舟にくくりつけて港に帰る途中、襲ってきた鮫にその魚は無残にも食い尽くされ、4日目の朝、巨大な白骨だけを持って港に帰りつく、という粗筋です。

最後に、その日の昼頃、一団の旅行者が海の方を見おろしながら、一人の女が港に厚かんだ巨大な白骨を認めて、「あれ何てしょう」と傍らの給仕に聞くのです。
給仕は、事の顛末を一生懸命説明しようとしますが、その女は、「あら、鮫って、あんなに形のいい見事な尻尾を持っているとは思わなかったわ」と連れの男に言います。

老人が命をかけて勝ち得た戦いの証しも、他の人たちにとっては単なる鑑賞物にしか過ぎないのです。一見すると、すべてが空しく、徒労であったように思われます。
この物語の中から、人間の尊厳とは何かを教えられ、人間が生きるとはとういうことか、を教えられ、学ぶ物語です。

感動する物語に触れていますか? 心が洗われます

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