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EMOTION感性 NO.1315 H30-7-17 ◆やる気は行動することだ!2018.07.16

NO.1315 H30-7-17
◆やる気は行動することだ!
長年人間をやっていれば気づいていると思うが、やる気くらいアテにならないものはない。やる気が起こるのを待っていると、たいていのことはどんどん遅れてしまう。ところが人は、なぜかやる気をアテにするのである。(仕事はこんな事を思ってはおれない・・)

人間は勤勉か怠け者かと言えば残念ながら怠け者である。これは別に性悪説でいうのではない。人間は愉しいことをして遊んでいたい動物だということだ。人間以外の動物を見てみればわかる。彼らは餌の確保と生殖以外はブラブラしている。
人間の場合はもうちょっと複雑だが、それでも本質が怠け者であることは、ほぼ間違いない。人間の欲望をことごとく満足させたらどうなるかを試した心理学の実験で、人間が最後にした行動はゴロ寝だったそうである。

私がやる気をアテにしてはいけないというのは、本来怠け者の人間が、やる気をおこす機会は少ないと見るからなのだ。少ないのだから、そんなものをアテにはできない。ではやる気をアテにしないで、どうやって行動をするのか。私は何も考えないで行動をはじめるのがよいと思う。とにかく体を動かすのだ。注意しなければならないのは「考えない」ことにある。考えると「あとでよい」とか「面倒だ」という気持ちが芽生える。するべきことがあったら、考えずにさっさと行動に移すのである。行動に移せば自然にやる気が出てくるものなのだ。

気分というのは気まぐれである。自分でもどうなるのか見当がつかない。急に勉強したくなることもあれば、明日試験だというのに「やりたくない」と思うこともある。勤勉な人間はやる気があるのではなく、やらねばならぬことに着手しているのだ。
「やってみるのは学ぶのに勝っている」とヒルティがいっているのは本当だ。人間には習慣の体得がある。何も考えずに続けていると、体がそれになじんで、することが苦痛でなくなる。なおもやり続けていると愉しくなる。そうなればシメタものだ。

学習塾の宣伝文句に「やる気にさせます」というのがあった。親が一番望むことである。しかしやる気をたよりに何かをやらせるのは危険だ。やる気がなくなったら苦痛になるからだ。
「私の成功には何の仕掛けもない。ただやるべきことを前にして自分の全力を尽くしただけだ」。アメリカの鉄鋼王カーネギーの言葉だ。日本では同じようなことをあの勤勉の大家、二宮尊徳が言っている。「しなければならないことがあるときは、自分に都合を聞くな。何も考えずにとにかく着手することだ」(川北義則氏PHPより)

我々は、仕事は何がなんでもやるのだから、カーネギー・二宮尊徳の言葉を体に浸み込ませておこう・・行動することだ!

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