EMOTION NO.1320 H30-8-27 ◆記紀神話2018.08.26
NO.1320 h30-8-27
◆記紀神話《スサノオの乱暴》と《天の岩戸ごもりの意味》
記紀神話*によると、素蓋鳴尊(スサノウノミコト)は荒々しく直情な性格で、事々に姉君に反抗して困らせるようなことをいたしました。例えば、営田(みつくりだ)の畦を切ったり、溝を埋めたりいたしますが、姉君は、それを、弟は私の田を広くしてくれようとしてしたのだろうと、良いように解釈してお許しになります。
次には、神聖な御殿に大小便をしてそれを撒き散らすというようなひどいことをします、弟は酒に酔ってしたことだろうと、これも許されます。しかし、乱暴はますますエスカレートして、ついには、神様の衣を織る服屋の屋根をはいで、そこから皮をはいだ馬(天の斑馬)を投げ込むということをします。すると、それに驚いた機織りの乙女が今で言う「ショック死」をしてしまいます。ここに至り、ついに、天照大神は、優しくすればするほどひどくなる弟君を見かねて、天の岩戸におこもりになったということであります。
日本書紀には「ごれによりて、儡(いかり)を発し天の岩窟に人りし伝々」とあり、これによると、天照大神は弟君の乱暴に儡のあまり天の岩戸ににお隠れになったということになるが、たびたびその乱暴をお許しになっているご様子から拝して、古事記に「ここに天照大神見畏(みかしこ)みて、天の岩屋戸を閉じて刺しこもります」とあるように、「見畏て」即ち自分の誠意が通じない自らの力のなさを詫びる心で、一人謹慎をなさるために岩戸にお隠れになった、というように解釈するのが妥当である、と言われています。そして、その心の優しさ、広さ、思いやりの深さこそ、大神を大神たらしめている心です。
その後、神話によりますと、スサノウノミコトもまた大いに懺悔反省をして、自ら罰を受け、天上界(高天原}より出雲へ下り、天照大神の大業を助け、大国主命の祖先神となるのであります。
(岩戸から出てこられる話は一派的に知られている通りです)
貴方は神を信じますか? 「大自然の法則」という言葉があります。人間では防ぐことが出来ない今回のような、西日本豪雨災害などに遭遇すると、私たちは自然に神様に祈らずにはおれません。
普段はあまり感じないませんが、努力で出来る範囲と努力ではどうしようもないことが世の中にあります。(大自然の法則)
神話は物語ですが記紀神話の中から日本人の心が生れ、継続されているようです。神任せではいけませんが、日本人の心には「神」に祈ることも必要のようです・・ *記紀とは、古事記と日本書紀とを併せて「記紀」という。奈良時代の歴史を伝えている歴史書

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