EMOTION感性 NO.1324 H30-9-25 ◆『ブリーディング』に注意を!2018.09.22
NO.1324 H30-9-25
◆『ブリーディング』に注意を!
タイヤの中には空気だけが充填されています。乗用車タイヤからトラック用タイヤまで、ほぼ全てのタイヤはチューブレス構造なので、タイヤ交換の際は、タイヤの表裏をホイールに組み、空気だけ充填すれば、完了です。
タイヤの交換作業をしていると、「自動車のタイヤには、自転車に使われているようなチューブは入っていないの?こんな簡単な接着だけでよく空気が漏れないね」と言われることがありますが、タイヤの表裏の円周形をしたゴムビード部を、ホイールの表裏の縁に密着させれば、空気は漏れません。
乗用車タイヤは「220~250kpa」、トラック用タイヤなら2トンクラスで「600~700kpa」、4トン超であれば「800~900kpa」というように、その車両の適正空気圧まで一度空気を注入すれば、あとは2~3か月おきのタイヤ点検で空気を補充するだけで、安全に使うことができます。(KPaとは(キロパスカル)は国際単位(SI単位)に基づく空気圧表示で、日本では1999年に制定された。)
「でも、いちばんやっかいなのが、タイヤのブリーディングなんだよな」・・私がタイヤ会社の技術サービス部に入りたての頃「ブリーディング」の意味が分からない当時の私は、まったく共有できません。
その様子を見た瞬間、またその上司はニヤッと笑っていわく、「英和辞書で『bleed(ing)』の意味を調べてみなさい」・・。
辞書は、こう載っていました。【blood(血)の動詞形。bleed(ing)出血が止まらず、血が抜け続ける。】つまり、タイヤから空気が抜け続けることを「ブリーディング」と言うのです。タイヤにとっての「空気」は、人間にとっての「血液」に例えられるほど大切なものです。
例えば、タイヤに釘が刺さって空気が漏れ出していることに気付かないケース。乗用車タイヤなら、空気の注入口であるゴム製バルブに亀裂が入り、微量の空気が抜け出しているのに放置するケース。この2つのケースを放置すると、タイヤ内の空気が時間の経過とともに減少していきます。そして、タイヤの空気圧が25%以上低下した時、タイヤの機能が失われます。
人間に例えれば、命に危険が及ぶレベルの出血量でしょう。その一方で、タイヤの空気がさらに減少し続けても、タイヤの空気圧が半分以下にならなければ、パンクしていることには気付きません。ですから、気付いた時にはタイヤ全体が相当なダメージを受けていることになります。
「タイヤのブリーディングがまた高速道路で起きたようだ。ブリーディングに気付かず走行したトラックの前輪タイヤが粉々になったらしい」最近、タイヤの中に空気がほとんど残っていない状態にもかかわらず、無理に動かしてタイヤをダメにする事例が増えています。トラックのタイヤは、自転車のタイヤとは全くの別物です。同じ感覚でトラックを運転していると大変なことが起きるので、絶対に気を付けてください。(トラック広報より)
タイヤの空気が抜ける現象はパンクだがその表現を言っている業界用語か!

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