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EMOTION感性 NO.1334 H30-2-3 ◆家族のきずなエッセイ2018.12.03

NO.1334 h30-12-3
◆家族のきずなエッセイから
◎広島市PTA協議会賞
お父さんからの大切なメッセージ 市立吉島東小学校 高橋友菜
わたしの家族は、四人家族です。わたしのお父さんは、少しふつうのお父さんとは変わっています。いつもわたしと弟とお父さんでバカなことをしながら遊んでいます。ある日のことです。わたしが朝ねぼうをして急いで学校へ行く時のことです。わたしが「ちこくしそうだから走って急いでいってきます。」と言いました。

するとお父さんが「どうせちこくするのなら、走らずにゆっくりいきなさい。」と言いました。わたしは、「だってちこくしそうだから。」
と言うとお父さんが「ちこくするからといって走って急いで事故にでもあったらどうするんだ、けがをするより気をつけてゆっくり行きなさい。」と言ってくれました。いつもは、バカばかりして楽しませてくれるけれど、この日はお父さんは本当にわたし達のことを大切に思ってくれてるのだなと、とてもうれしかったです。
わたしも、家族の皆を大切に思っていきたいです。

◎中国新聞社賞
やり遂げた先に見えた景色  市立本川小学校 宮下楓香
毎年行われる持久走大会。目標は3位入賞。この結果を手にするために、三か月前から特訓開始。特訓は早朝。学校に行く前に、近所の競技場をひたすら、ひたすら走る。最初は体が重く、すぐに疲れる。次第に、感覚を取り戻し、去年のタイムに近づく。二月の朝はまだ暗い。手袋をしても指先がじんじんして、顔は切れるほど痛い。となりには、お母さんがいてくれる。感覚のない顔をつたう悔し涙をそっとふいてくれる。去年のタイムを超えた日、私の不安は消えた。出来なかったら…なんてもう思わない。走り込んだ体と心は、ストローのように軽く感じた。

大会の日勢いよく飛び出したまわりに圧倒され、完全にペースを見失った私にお母さんの声が聞こえた。
「大丈夫。自分を信じて1大丈夫。大丈夫。」
体の外側は、冷たいのに、お腹の底がカアと熱くて、魂が震える不思議な感覚になった3位の賞状はお母さんにプレゼント。今日は、お母さんの涙を私がふくね。私のやる気スイッチの場所は自分では分からない。家族が、そばで応援してくれると自然とスイッチが入るから。やり遂げた先に見えた景色。それは、私を信じてくれる家族の笑顔だ。

▼今年も市内の沢山な小学校から6310通の応募がありました。この中から1割程度を選んで、広大名誉教授の越智貢選考委員ほかが選んだものです。読んでいると感動で目頭が熱くなって感動するものが沢山ありました。一部を掲載します。(表彰された作品集を部所に回しています)

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