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EMOTION感性 NO.1335 H30-12-10 ◆海を渡った先陣たち2018.12.10

NO.1335 H30-12-10
◆海を渡った先陣たち
異なる文化と出会った際、先大たちはどのように対応してきたのでしょうか。
今年は明治維新から百五十年という節目にあたります。当時は長く続いた鎖国が解かれ、西洋の文化に積極的に学ぶ方針がとられた時代でした。また、大きな希望を抱いて海外へ移住する人たちが多く現れ始めたころでもあります。
中でもブラジルには、明治41(1908)年に最初の移民船「笠戸九」で781人が渡って以来、戦前・戦後を通じて大勢移住しており、今では日系人が約190万人ともいわれる海外で最大の日系社会が築かれています。

日本からの移住者は、当初はコーヒー農園の契約労働者として働きましたが、のちに自営農家として独立する人も現れました。原生林を切り拓いたり、石ころだらけの土地を開拓したりと、過酷な環境下で血のにじむような苦労を重ねて新しい作物の栽培に成功し、一大産地にまで発展させた例もあります。

農業以外の分野でも勤勉、誠実、創意工夫、忍耐力、団結力といった特性をもって、先人たちはブラジル社会に貢献してきました。
今から10年前の「日本人ブラジル移住百周年」の際は、サンパウロ州政府により「ビバージャパン」という教育プロジェクトが推進されました。
「日本に学ぼう」という趣旨を州内の公立学校に呼びかけ、子供たちが日本文化に関するさまざまな学習活動に取り組んだものです。
日本政府や日本人・日系人の団体ではなく、現地の政府がプロジェクトを主導したという事実は、日本人の特性を発卸しながらブラジル社会に溶け込み、貢献してきた先人たちの歩みが高く評価されていることの証ではないでしょうか。(ニューモラル「受け継ぎたい日本の心」より)
笠戸丸
今は日本に労働者の導入が始まっています。今国会で一段とハードルを下げようとしている・・歴史を知ることで‥気付きを得よう

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