EMOTION感性 NO.1344 h31-2-18 ◆ヂエーン装着のプロから聞いたスゴイ話2019.02.21
NO.1344 H31-2-18
◆ヂエーン装着のプロから聞いたスゴイ話
昨年末ある日のこと。高台にある幼稚園の駐車場で、スクールバスのタイヤをスタッドレスタイヤに入れ替えた時の話です。
タイヤの交換作業を終えた後、私の作業を補助してくれた幼稚園バスのドライバーさんがこう言ってきました。「ついにチェーンの装着義務化が決まりましたね。雪道でチェーンを着けるのはそう簡単ではありません。今日のような晴れた日だったら、目を瞑ったまま、素手の感覚だけでチェーンを巻けるぐらいのレベルにならないと雪道の上で着けることは不可能です」そのドライバーさんの前職は、運送会社(関東の少降雪圏)の車両管理者です。
30年以上もトラック整備やタイヤ管理をしてきた方で、その運送会社に入った当時は、時間さえあれば、鉄チェーンの装着練習を行い、その練習を約10年続けたそうです。「それでも、降雪地方で仕事をするドライバーさんのチェーン装着技術にはかないませんでした。
東北の雪道でチェーンを装着していたら、後ろから『遅いぞと言われる始末です。でも、一緒に手伝ってくれました」チェーン装着の難しさを物語るエピソードです。そして、これほど装着技術の習得が難しい、チェーンの「装着義務化」が始まりました。
全国で13区間がその対象となり、従来であれば「通行止め」になる状況でも、チェーンを装着していれば通過できるという内容のものですが、やはりタイヤ従事者としては、チェーン装着義務化よりも、雪道を速く移動できるスタッドレスタイヤの装着を義務化し、雪道の立ち往生を生み出す夏用タイヤの装着車両を排除してほしいと考えています。
昨年末の「チェーン装着義務法令化に関してのパブリックコメント募集」の際にも、トラックタイヤ店の立場と運送会社の現状を踏まえた観点から、同様の意見を文書として提出しました。正直、トラック車両に備えられたスペアタイヤの昇降さえ、できるドライバーがまだまだ少ない中、トラックのタイヤにチェーンを巻く技術まで早急に求めるのは、かなりハードルが高い法令だと考えたからです。
特に、鉄チェーンはタイヤのゴムを傷めます。たとえ硬いゴム質の夏用タイヤであっても、長時間巻かれれば接地面のゴムが変形します。それが軟らかいゴム質のスタッドレスタイヤであれば、チェーンの食い込みにより、接地面のゴムが凸凹に変形してしまう可能性が高いです。最悪の場合、スタッドレスタイヤのゴムブロックが割れて、飛散するかもしれません。こうした可能性を踏まえ、タイヤメーカーは、スタッドレスタイヤに鉄チェーンを巻いた時の注意点を公表し、適切な使用を周知するなどの対策が必要になるでしょう。さらに、チェーンメーカーとも連携して、雪上での走行テストなどを実施しながら、このチェーン装着義務化の法令が円滑に進む相互努力を期待したいです。(トラック広報より)
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